アメリカの運転免許証を持っている人が、アメリカで国際免許証を取得する方法

アメリカ留学中に長期休みを使ってヨーロッパを車で1周したことがあります。 そこで問題になるのが免許証。日本の国際免許証は期限切れになってしまいました。日本にいる親等に免許証を送って、再取得する手もあるのですが郵送のやり取りが必要で面倒だし、時間もかかる。そこで、アメリカの免許証に対する国際免許証を発行してもらうことにしました。

アメリカで発行する国際免許証

アメリカは各州ごとにDMV(Bureau of Motor Vehicles)という機関が免許証を発行しています。では、DMVに行けばいいのかというと違っていまして、国際免許証の発行機関はAAA(American Automobile Association)になります。
なお、インターネットを調べるとヨーロッパであればアメリカで発行された免許証そのものでレンタカーを借りることも運転することも可能という記事を見かけるのですが、法律的な根拠がどこにあるのかわからず、国際免許証を取得することにしました。

国際免許証が使える国

アメリカで発行された国際免許証がどの国で使えるのかは、AAA内でリストを見ることができます。ドイツやスイスなど一部のヨーロッパの国は、ジュネーブ条約に加盟していないのですが、リストにはあり International Driving Permit Honoredとの記述があります。日本で発行した国際免許証がスイスやドイツで使えるかという記事を検索すると、「自国の免許証と法廷翻訳が必要であり、国際免許証はその法廷翻訳として使える」という記事があります。これらの情報から、問題ないと思いますが心配な方は、大使館等に確認されることをお勧めします。

申請方法

申請はAAAの窓口でも郵送でもできます。必要な書類は、申請書類、パスポートサイズの写真2枚、申請料、免許証です。私は、窓口に行ってきたのですが、あっさり発行してくれます。写真も、持ってないのでその場で撮ってほしいとお願いすると有料ですが取ってくれます。日本と違って、その場で窓口のおばちゃんが国際免許証に手書きで必要事項を記入して写真を貼って証明印を押しておしまいです。並んでさえいなければ10分程度で完了。あっさりしたものでした。

料金

料金は、発行手数料が20ドル。写真代が20ドルでした。発行手数料はどこでも同じだと思いますが、写真代はOfficeごとに違う気がします。

発行された国際免許証は、当たり前ですが、形式は日本で発行されたものと全く同じです。次回は、ヨーロッパでの車の借り方について書いてみたいと思います。2か月の旅行なのでレンタカーではなく車をリースしました。レンタカーより安く新車なのでお勧めです。