アーリーリタイア後の個人事業を考える

定期的に会社が嫌になると書きたくなるアーリーリタイアの記事ですが、いろいろとアップデートしたいと思います。

これまで書いてきたアーリーリタイア関係の内容は大きく分けて①キャッシュフロー、②住むところ、③手に職をつける、になります。

③の手に職をつけるは、アーリーリタイアとは真逆ですが私が目指すアーリーリタイアは、「組織に属さずお金のために働かなくてよくなる」ということで、遊んでぶらぶら過ごすということではないので、私の中では両立していることになります。

①キャッシュフロー

これは、少し前にTwitterでも投稿しましたが、含み益の税引後でも目標資産額に到達しています。ただ、最近マーケットが怪しいこと。10銘柄あるうちの1銘柄が25%を占めるため、その銘柄の値動き次第なところがあるので、もう少し様子を見極めたいと思っています。

ただ、あくまで私の目標が、「配当利回りが低い小型成長株に投資をしたままで配当金で生活費が賄えることかつ、元本の成長は見込まない」なので、そもそもすこしづつ取り崩していく、元本の成長をある程度は見込むとすると、余裕です。

一方で、先週末からマーケットの雲行きが怪しくなる中で、資産額が下がると配当額が変わらなくてもそれなりのプレッシャーとなっています。これが給料という定期収入がなくなってから同様のことが起こったらと考えると、やはりかなりのプレッシャーだと思うので、安全率を高くして計画を立てていきたいと思っています。

ということで、一旦マーケットが下がった後に、現在の目標資産額に再度到達したら、財務的な準備は整ったと考えていいのかなと思っています。

②住むところ

住むところは、何回も書いてある通り場所は決まっています。後は、購入か賃貸かだったのですが、それも市場に出ている購入物件、賃貸物件を見比べて金銭面の比較をしたところ、賃貸が良さそうです。金銭面的な比較の他に、「どうせ買うなら色々制約もあり管理費と修繕費が永久にかかるマンションではなく中古戸建を購入して思い通りリフォームして長くそこに住みたい」、という思いがあります。

ただ、子供が小さい間は子供の学区なども考える必要があり、適当な中古戸建てが出てくる地域に住むことができそうにありません。それであるならば、子供が家を出るまでは賃貸でいいのではないかと思った次第です。金銭面的にも変わりませんので。

③手に職

これは迷走しているパートになります。そもそも完全なリタイアではなく、個人事業としてゆるく働くことを考えているのは以下の理由があります。

・万万が一、キャッシュフローの見込みが崩れたとしても最低限の生活費を確保する手段を残す。

・子供が小さいので家でゴロゴロしている姿は見せられない。

・地域コミュニティや子供の学校コミュニティに入っていくために無職より個人事業の方が都合がいい。

・親への説明材料として隠れ蓑になる。

・米国MBAホルダー、米国駐在経験時の海外事業経験などを活かしてみたい。

ということで、最初考えていたのはMBAのファイナンスの知識を活かせそうなファイナンシャルプランナー(FP)でした。ただ、やはりFPとして食べていくのは大変そうで、いくらお金を稼ぐ必要はないとはいえ収入なしでは悲しいものがあります。また、やはりFPには独占業務がなく、最終的な実務は各専門家に任せる必要があります。つまり、道筋は提案できてもそれを実行することはできないということです。

例えば、相続プランを考えたとしても、実際の相続時の各種手続き等はできないんですよね。

 

ということで、今考えているのはFPに加えて行政書士です。行政書士って役所への許認可代行くらいしか知識がなかったのですが、調べてみると、係争に至る前の法律業務を幅広く行うことができます。それこそ申請等に必要であれば、財務諸表を作るなどの会計業務も業務の一つになるみたいです。

 

今考えているのは、米国MBA✖️米国での海外事業経験✖️FP✖️行政書士であれば対応範囲がものすごく広がるのではということです。

たとえば、法人だと、法人設立(行政書士)→財務や事業戦略などの経営相談(MBA、FP)→新規事業のための許認可申請など(行政書士)→法人・経営者個人の将来のキャッシュフロー作成(FP)という繋がりができそうです。

また、個人だと遺言・相続の相談において、現状を把握し将来キャッシュフローを作って最適な方法を検討(FP)→遺言書の作成(行政書士)→相続発生時の各種手続き(行政書士)、という感じで全て一人で対応することができます。

また、今後増えてきそうな外国人を雇う時の在留資格やビザ手続きなど、英語を活かすこともできます。

 

ざっと調べてみたのですが、FP✖️行政書士のケースはそれなりにいそうです。ただ、あまりFPとしての専門性を伝えずおまけみたいな感じとなっています。まあ、確かに行政書士でできることに比べたら、曖昧でお金も取りにくいですしね。

また、MBAについては国内MBAを取っている方は見ることができましたが米国MBAは一人もいませんでした。

このような状況なので、FPとしての付加価値+米国MBA+米国での海外事業経験をうまくアピールすることができたら面白いと思っています。

 

試験勉強としては、先ほど3級FPの過去問をいきなり解いてみましたが、60%以上で合格できていました。なので、2級FPもそんなに時間をかけずに取ることができると思っています。一方で、宅建受験時に民法で苦戦したこともあり、行政書士の勉強はそんなに簡単にはいかないと思っているので、米国滞在中から行政書士の勉強を始めようと思います。

 

ここ数ヶ月、次の異動先について会社と話をしているのですが、とりあえず会社が日本に返すということはなさそうです。といっても、米国で自分の希望する部署に行けるかはまだ不透明なままです。もし希望する部署に行けたとしたら、その部署でいる間は米国駐在は続けてもいいかなとも思っています。

ただ、希望する部署に行けなかった時、希望する部署に行けたとしてもその次の異動の際に希望がかなわないケースなど、こういう時にいつでも辞めれるように行政書士の勉強を本気でやって、日本に帰って試験さえ受ければ合格するという水準に持っていきたいと思っています。

 

理想は、日本帰国後すぐに行政書士とFP2級の試験受験し合格→AFP認定を受けつつ行政書士として開業→行政書士として開業しながらCFPを受験する、といった流れとなります。

 

夢は広がりますね。というか、これってもはやアーリーリタイアじゃなくて独立開業な気もする。。。