医療保険、がん保険、生命保険には入るべき?

私の立場は、医療保険は×、がん保険は△、生命保険は△です。実際には、私と妻の両方ががん保険に入っており、私だけ収入保障保険に入っています。それぞれの保険について、なぜ要不要なのかまとめてみたいと思います。

医療保険

医療保険は、入院したら日額いくらとか、手術したらいくらとかで保険金が下りるタイプのものです。私も去年まで長らくこのタイプの保険に入っていました。ですが、オプションの先進医療が目当てだったので、基本保障の入院日額を最低単位で契約していました。しかし、後述の通り先進医療のオプションはがん保険でカバーできることから、解約することにしました。

基本的には、医療については日本の健康保険は優秀です。特に高額療養費制度によって、毎月の最大支払額にキャップがかかっており、100万円程度の貯金さえしていればいざという時にも十分に対応できます。

入院が長引いたらどうするんだという議論がありますが、そもそも最近の医療保険は入院は最大でも60日くらいしかカバーしないものが多く、入院無制限という保険はなかなかないか高すぎると思います。また、最初の60日はカバーせず、その後の長期入院をカバーするという保険もあるにはあるのですが、数が少なく内容も使いにくいものばかりです。

がん保険

私が加入している保険は、がんベスト・ゴールド(αではありません。今はもう販売されていない保険です。)です。販売が終わる直前に妻と私の二人で加入しました。保障内容はシンプルに、がん(上皮内がん含む)と診断されたら100万円が支払われるほか、以下の条件です。

  • 2年毎に継続、再発に関わらず給付金支給、上限なし。上皮内がんでも支給。高度障害状態、身体障害状態、がんの場合、保険料払込免除。

この条件に加えて、先進医療の特約を付けています。

保険料は、夫が年14,500円、妻が17,690円で、終身払いの契約(クレジットカード毎年8月)です。終身払いにしているのは、小額ですがインフレリスクと保険内容の陳腐化リスクを考えてのことです。

なお、がん保険が必要かどうかについては、先進医療のリスクをどう考えるかになります。正直、診断給付金の100万円は貯金で何とでもなります。ですが、がん治療に先進医療を使うことになった場合、治療費が多額になります。一方で、高額な先進医療はがん治療しかないため、先進医療をカバーするのでもがん保険の特約で十分ということになります。

生命保険

私が加入している保険は、三井住友海上あいおい生命の&LIFE収入保障保険です。特徴としては、死亡、高度障害、介護状態でも保険金を受け取れることです。また、セーフティドライバー割引や非喫煙者割引など該当する人にとっては、高い割引率になる保険になっています。

特に、障害と介護状態については、約款所定の高度障害以外にも、国民年金法障害等級1級、約款所定の特定障害、公的介護保険制度に定める要介護2以上、約款所定の生活介護状態が180日以上継続した時、と普通の収入保障保険より幅広い状態をカバーしています。

単純に死亡と高度障害でけであれば、この保険より安い保険はあるのですが、カバー範囲の広さでこの保険にしました。

保険料は、年36,661円(クレジットカード4月払い)で、保険期間60歳、月額10万円のプランです。保険期間の60歳までというのは、子供が大学卒業すればこの保険は不要だという考えからです。

なお、保険を検討するにあたってはこのサイトがとても参考になります。