投資

住宅購入タイミングをはかるPrice Rent Ratio

こと投資の世界においては専門家と言われる人たちのご高説はあまり役に立ちません。市場は予想できないという大原則とあわせて、専門家の人たちはどこか会社組織に所属して発言していることがほとんどであり、その場合はどうしても発言内容にはバイアスがあ…

資産クラス別リターンを利用した投資戦略

個別株をやるようになってからは、日本小型成長株のみが投資対象なのですが、昔はインデックスファンドを使った国際分散投資というものをやっていたころもありました。米国株式、中国株式、新興国株式、先進国債券、新興国債券、リートなどの資産クラスのリ…

AmazonPharmacyはGoodRxの脅威になるのか

某インフルエンサーのツイッターのリツイートから暴落してたGoodRxを買いました。ただ、ビジネスモデルとか詳しく調べる前に買ったので、改めて調べてみました。特に、Amazon Pharmacyの影響に絞って。 長期で持つにはやはりビジネスモデルの理解は欠かせず…

はじめて優待クロスをやってみた

両親の優待クロスをサポートし始めて2ヶ月弱。やっと、優待クロスを実際にやってみることができました。証券会社に口座を作るのに1ヶ月かかり、7月は好みの優待がなかったため見送り、8月末の優待からスタートです。 とりあえず、進和(お米券)、明光ネ…

高配当株投資を諦める

去年の4月頃にチャールズシュワブ証券で証券口座を開きました。米国に来て3年が経っているので、日本で株をやっている身からしたら遅かったかもしれません。 その後、米国株の投資スタイルとして取り入れたのは巷で流行っていた高配当株投資でした。タバコ…

下落時のヘッジとしてのオプションの使い方

オプションを使いこなしたいと思っています。もともとカバードコールと現金確保プット売りは使いこなしたいと思っていました。 先日、現金確保プット売りをしたのですが、ちょうど下落相場で買ったそばからプット売りのポジションがどんどん減価していきます…

ポートフォリオ戦略入門セミナーに参加してみて

昨日、オンラインでリンクスリサーチさんのポートフォリオ戦略入門セミナーに参加しました。18:00 - 1:00 (PST)と長丁場でしたが、色々と気づきがありとても有意義なセミナーでした。 セミナーの内容は書けないので、私の気づきをまとめてみたいと思います。…

WCLD、CLOUを比較してみる

米国市場ではクラウド関連銘柄が絶好調なわけですが、銘柄ごとに見ると絶好調の銘柄が入れ替わっていく感じで、頻繁に売買をするか幅広く保有していないとこの恩恵に預かれない可能性があります。 頻繁に売買するというのは私のスタイルではないので幅広く保…

SBIの短期一般信用売りで残っている金券優待銘柄

両親の口座はまだ準備が整っていないので、優待クロスを始めることはできませんが、今後の参考のためにも今日時点でSBI証券で短期一般信用売りができる金券関係の優待をまとめてみたいと思います。 3950 ザ・パック:図書カード500円、314,000円 4828 ビジネ…

【CRNC】Cerenceをまとめてみる

米国株で小型株の中でいい会社を探している時にTwitterで見つけた会社です。Twitterでのつぶやきをまとめてみました。 概要 自動車に特化したAIと音声認識のソフトウェア開発会社。音声認識と人工知能のソフトウェア会社であるNuance CommunicationsからのSp…

投資方針の再確認

最近、米国株の投資方針が定まらずふらふらしているため、ちゃんと考えておこうと思いました。 日本株については固まっていて、小型成長株投資です。ただし、数値で成長株を測るのではなく、事業の内容、マーケットの状況などを検討して以下のような点を検討…

【続き】米国居住者がネスレ株を買った場合の配当源泉徴収

以前、米国居住者がネスレ株を買った場合の配当源泉徴収という記事を書きました。 スイスでの源泉徴収課税35%の取り扱いが不明で、米国での配当受領時に35%か米国-スイス間の租税条約に基づき15%が源泉徴収されるという記事を書きました。 その後、1株だ…

Wasatch Ultra Growth Fundのまとめ(2020/3/31報告書)

早速ですが、一番リターンがいいWasatch Ultra Growth Fundの2020/3/31時点の運用報告書を見てみたいと思います。 このファンド自体は、1975年創業のユタ州ソルトレイクシティに本拠を置くファンドのようです。 2020年1月〜3月の低パフォーマンス銘柄 ファン…

米国小型株ファンドの日米の比較

日本株においての私の投資スタイルは、アンダーバリューな中小株への投資です。資産に着目したバリュー株でも成長性に着目したグロース株でもなく、事業内容に競争力があり将来的な成長ストーリーが納得できる企業の株価が何らかの理由で安くなっている時に…

投資雑記

最近、プロのファンドマネージャーの方にお話を聞く機会があったので、その備忘録です。 ・日米の株式 日米のマーケットを比べると圧倒的に米国市場が魅力的。投資家は、PERの逆数である株式益回りと長期金利の差であるイールドスプレッドを見ていることを考…

持株の投資効率

続いて持株の投資効率です。同じサイトで持株の投資効率を計算できるソフトがありました。 過去1年と過去6ヶ月で計算してみました。ともに、投資効率を測るシャープレシオが圧倒的にTOPIXと日経平均を上回っているので銘柄選択は成功していると言えると思…

持株の相関関係

現状、日本株の売買は限定されているのでほとんど見ているだけですが、売らずに保有しています。 今年の成績についても、コロナショック直前の最高値にはまだ戻っていませんが、年初来ではプラスにまで回復しました。日経平均を見ると圧倒的にアウトパフォー…

日経平均予想EPSと予想PERの推移

私は、毎日日経平均の予想PERと予想EPSを記録して、予想EPS前年比を記録しています。日本経済新聞社のサイトからデータが取れる2004年10月からのデータですが、大体予想PERは13~27倍の間で推移しています。 予想EPSはリーマンショック後の右肩上がりから、2…

2020年4月のレラティブストレングス運用成績

4月末のシグナル状況 先月からさらに、国内債券もSellとなりついにCash100%になりました。 運用成績 前回の記事で、このシグナル通りに売買した場合の年初来パフォーマンスは、日本株▲12%、先進国▲10%と書きました。4月末の実績で見てみると、先進国債券…

2020年4月の米国株ポートフォリオ

新規購入・売却 新規購入はありません。VとLMTを4/30に売却しました。別途記事にしたいと思いますが、日米ともに期待EPSが猛烈に下がっています。一方で株価は上がっていますので、PERがとても高い水準になっています。このことから、夏までには水準訂正があ…

日本国内のアフターコロナの有望業界とダメな業界(株式投資的に)

コロナの影響で主に外食産業、旅行産業、娯楽産業が壊滅的な被害を受けています。今回は、これらの業界の他に影響が出てきそうな業界を考えてみたいと思います。 住宅産業 住宅産業といっても主に住居を買う方で住宅資材メーカーとかではありません。日本で…

米国株ポートフォリオの組み入れ銘柄について

米国株ポートフォリオの組み入れ銘柄は10銘柄以下にすると決めてきました。多すぎるとインデックスと大差ない運用になってしまう上、そうそういい企業というのは見つけるのが難しいと思っているからです。 ですが、そこはやはり米国企業。大企業であっても今…

2020年3月の米国株ポートフォリオ

新規購入・売却 2月末を飛ばすことになってしまいました。2月と3月に購入したのは以下のとおりです。 2月26日:V 3株、UL18株、NKE27株 2月28日:V3株、JNJ8株、MSFT4株 3月3日:ADP6株、MO24株 3月6日:LMT9株 3月20日:HSY2株 相場の底は3月23日でしたので…

2020年2,3月のレラティブストレングス運用成績

2,3月末のシグナル状況 更新が滞っている間に、市場の様子は様変わりしてしまいました。ちなみに、2月のシグナルは1番が先進国債券、2番が新興国債券だったのですが、新興国債券はシグナルがsellであるため、先進国債券のみの購入となります。 また、3月は1…

2020年1月のレラティブストレングス運用成績

1月末のシグナル状況 一カ月で新興国株式のシグナルが消え、日本株式が点灯しました。この戦略は基本的にはトレンドフォローなので、このような環境ではなかなかこの戦略が機能しませんが、一方で下落トレンドを回避できる戦略のはずなので、シグナルに従っ…

2020年1月の米国株ポートフォリオ

新規購入・売却 コロナウイルスで市場が荒れていますが、持ち株はダウ平均ほど下がっていません。その中で、持ち株の中ではDEOの買い増しを行いました。持ち株の中では一番下がっているというのがその理由です。 また、DISとNKEを新規購入しました。DISは、D…

2019年12月の日米の株価指標

毎月の定例記事の一つとして、個人的にデータ集積をしている日経平均とSPYの株価指標を記事にしていきたいと思います。 関連サイトを見て、後で一気に振り返るのもいいのですが、こうやって毎月モニタリングすることで、より変化に敏感になれるのではと思っ…

2019年12月の米国株ポートフォリオ

新規購入・売却 ULの下落際して、残りのCashを使って買い増しを行いました。下落の原因は、2019年の利益が見込みより下がることであり、安易な買い増しは厳禁ですし、Seeking Alpha上のコメントでも下落して適正価格になったという記事が出ています。 利益の…

2019年12月のレラティブストレングス運用成績

12月末のシグナル状況 今月は、日本株から新興国株へのスイッチと先進国株はそのままとなりました。新興国株式のトレンドがこのままいくのかは誰にもわかりませんが、先月もこれ以上は騰がらないだろうと思った日本株と先進国株があがっています。今回も、淡…

損だしの季節になりました。

Twitter上でも損だしの効果や意味がないという議論が流れてくる季節になりました。 私の考えは、確かに最終的には変わらないが、含み損がなくなること、税金として持っていかれる時期が後ろ倒しになるということで、精神的にも実利的にも意味はあると思って…