日経平均予想EPSと予想PERの推移

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私は、毎日日経平均の予想PERと予想EPSを記録して、予想EPS前年比を記録しています。日本経済新聞社のサイトからデータが取れる2004年10月からのデータですが、大体予想PERは13~27倍の間で推移しています。

予想EPSはリーマンショック後の右肩上がりから、2018年と2019年のヨコヨコを経て2019年の夏ぐらいから下落に転じ、現在は2014年くらいの水準に戻っていることがわかります。そしてそのころの日経平均は16,000円程度でPER20倍くらいとなっています。

 

今後予想EPSが急激に回復するのであれば、現在の株価水準も正当化できますが、ここ半年くらいはその見込みはなさそうです。株価がさらに1年後程度を織り込んで動いているのであれば、現在の株価水準でも大丈夫そうですが、現在の高PERの水準訂正が起こるのであれば、短期的には下落しても不思議ではありません。

特に、4/14に1,180円であった予想EPSは、5/1に771円と短期間で急激に悪化しました。この悪化も織り込み済みでさらに、来期の回復まで株価が織り込んでいるとはとても思えません。

 

さらに、SPYの予想EPSと予想PERも記録していますが、4/30時点で予想PER:21.03、予想EPS:13.5となっています。こちらも、2/25では、予想PER:18.26 、 予想EPS:17.12でした。4/16時点では、予想PER:19.59、予想EPS:14.63でしたので、日経平均程の急激な下落ではありませんが、こちらもEPSの下落スピードに株価は追いついていません。

少なくとも米国株は売却したくなっています。