2020年2,3月のレラティブストレングス運用成績

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2,3月末のシグナル状況

更新が滞っている間に、市場の様子は様変わりしてしまいました。ちなみに、2月のシグナルは1番が先進国債券、2番が新興国債券だったのですが、新興国債券はシグナルがsellであるため、先進国債券のみの購入となります。

また、3月は1番が先進国債券、2番が国内債券ですが、国内債券がsellであるため、先進国債券を持ち続けるということになります。

運用成績

さて、肝心の運用成績ですが、一見すると2月末に先進国債券100%となり上手に3月の暴落を乗り切っているかのように見えます。ですが、この投資法は一番急激に戻る急落後の戻りには乗れないんですね。実際、日本株と先進国株の1月末、2月末、3月末、最新の基準価格を見てみると、日本株:26,276円→23,573円→22,170円→22,453円、先進国株:13,844円→12,753円→ 10,833円→11,386円 となり、1月末と最新を比べるとそれぞれ▲14.5%、▲17.8%となります。

一方で、2月末に先進国債券に変えた場合は、先進国債券が2月末19,041円から最新で18,692円となっているため、日本株から変えた場合、先進国株から変えた場合のマイナス幅は、▲12%、▲10%となります。

たしかに、多少のパフォーマンスは改善されるのですが、そこまでの劇的な改善とはいえません。一番いいのは、2月末に先進国債券に変えた後の大底後に再度株式クラスに戻すことですが、現実的には不可能でしょう。

しかも、このシグナルでいつ株式クラスにBuyが点灯するのかわかりませんが、Buyが点灯するころにはさらに騰がっているでしょうから、持ち続けてもリターンは変わらないことが予想されます。

この投資法が効くのは、上下ともにトレンドが長期に続く場合なので、この場合はコロナショックを契機に下げトレンドが長期に続かないとリターンとしては変わらないか、もしくは株式クラスを持ち続けるより悪くなってしまいます。

ということで、今後はこの投資法ではなく、個別株投資でもやっている騰落レシオ等から判断する相場の急落時にまとめて株式クラスを購入するに変更することを考えています。