個人事業開業の目標について

先のアーリーリタイア後のキャッシュフローでも触れましたが、少なくとも子供が小さい間は無職という肩書きを回避するためにFPで開業しようと思っています。その昔、AFPを取ろうとして通信講座も受講したことがあるのですが、10年以上前のことで忘れてしまったのでもう一度調べてみました。

FP資格について

FPには、日本FP協会認定の「CFP®資格」と「AFP資格」、国家資格のFP技能検定3〜1級があります。

特にCFPは、以下の通りでありこれを目指すのがいい感じです。

北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界25カ国・地域(2020年8月現在)で認められた世界水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できる、プロフェッショナルであることを証明する資格です。AFP資格と同様に2年ごとの資格更新に所定の継続教育が義務付けられています。

国際CFP®組織FPSBとのライセンス契約の下に日本FP協会が認定しており、約2.2万人(2020年2月現在)が日本全国で活躍しています。

CFPへの道

さて、CFPを目指すといってもいきなりはなれません。下から順番に資格を取っていく必要があり、最短で以下のステップになります。

1. 3級FP技能検定合格

2.  2級FP技能検定合格

3.  AFP認定研修(技能士課程)修了 → AFP認定

4. CFP資格審査試験6課目に合格する

金融資産運用設計

不動産運用設計

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

リスクと保険

タックスプランニング相続・事業承継設計

5. CFPエントリー研修の受講・修了

6. 通算で3年以上の実務経験(みなし実務研修でもOK)がある → CFP認定

 

まず、1と2の3級・2級FP技能検定試験は、年3回(5月、9月、1月)開催しています。5月の試験に3級で合格して、9月の2級を受験することが可能なスケジュールなので、まずはこれを目指すことになります。

その次のAFP認定研修(技能士課程)は、最短で1ヶ月費用も1万円程度、通信での受講が可能と問題なく通過できそうです。これでAFPになることができます。ここまで、最短で1年ほどでしょうか。

次のCFP資格審査試験は、年2回(6月、11月)に2日間で開催されます。その後のCFPエントリー研修は問題ないとして、実務経験がない場合はみなし実務研修を受講する必要があり研修1時間につき1ヶ月とみなされます。3年以上ということは36時間以上の受講が必要ということになります。ちなみに、認定教育機関でコースが開催されており、3年分をまとめて取るには全6日間のコース(84,000円)となっています。

ということで、どんなに最短でいっても、5月に3級、9月に2級、翌年6月にCFPということで、1年以上かかることになります。

もちろん、CFPの資格審査試験に1発合格しなければいけません。

試験難易度

まず、試験形式ですが、3級も2級は、学科と実技にわかれます。3級は学科も実技も選択式ですが、2級は実技で多少の計算問題が出ます。合格率は3級が学科、実技とも80%前後、2級が学科が40%、実技が50%前後となります。

ここまでは、一発合格したいところです。

 

CFPはすべて4択式になります。この時点で、ハードルが一気に下がっている気がするのは私だけでしょうか。

6科目の一発合格は10%程度。合格ラインは各科目60%程度とのことです。各科目の合格率は30〜40%ということなので、そこまで難しい試験というわけでもありません。勉強時間の目安は、各科目平均80〜120時間で合計500〜600時間ということです。

ちなみに目安として、同じサイトでの他の資格の目安勉強時間は以下の通りです。

・宅建・・・100〜300時間

・税理士・・・2500〜3000時間

・不動産鑑定士・・・2000〜3000時間

 

目標は、帰国後1年でCFPまで取りきってしまうことでしょう。勉強時間の目安を見てもそこまで難しいとは思えません。というか、MBAで勉強した内容ともだいぶ重なるはずです。Finance主専攻としては、あまり手こずるのはどうなんだという気がします。

 

さらに、宅建を考えています。これは毎年10月が試験日ですので、CFP合格の年に受けるのが現実的でしょう。

 

もう一つ証券外務員2種をとって、金融商品仲介業も行うことを考えています。SBIは2名以上いれば法人契約が可能で、登録免許税や外務員登録費用以外にシステム利用料などの月額費用はかかりません。(ちなみに楽天は月額43,000円かかります。)

証券外務員2種は、7割以上の得点で合格、毎年の合格率は65%となっています。ちなみに1種も同じ合格ライン、合格率なので1種も狙ってもいいかもしれません。コンピューター試験でいつでも受けられるのもいいですね。

 

ということで理想形は、CFP、宅建、証券外務員1種を取って、不動産取引と金融商品仲介業ができるファイナンシャルプランナー事務所兼不動産屋兼金融商品仲介業者を開業することとなります。