パパ銀行のマネー哲学

皆さんは子供の金融リテラシーについてどのように教育していますか。日本ではそもそも教育するとか考えたことがないという家庭が大多数な気がします。そういう私も、特に親からお金に関する何かを教えてもらったことはありません。

ですが、金融庁の2,000万円レポートなどでも明らかになった通り、金融リテラシーは語学等に匹敵する生きていくうえで欠かせない知識であると思います。余談ですが、子供に身につけてもらいたいハードスキルは、金融・IT・語学(日本語+英語+α)です。

アメリカの家庭内金融教育とは

さて、この記事の題名にもしましたが、パパ銀行のマネー哲学という本を知っている方はいますでしょうか。コラムニストである著者が自分の子供に実践した子供に対するお金に関する教育が著者の考えとともに細かく書かれています。

私がこの本を買ったのは、Amazonの履歴を見ると2009年9月のようで、まだ子供も生まれていない時です。その時、何を考えてこの本を買ったのか忘れましたが子供が生まれてからは、子供が小学生になったらこの本で著者が実践したことを自分の子供にもやりたいとずっと考えていました。

パパ銀行の再開

一度、子供が幼稚園になったタイミングでエクセルでチャレンジしたのですが、管理の煩雑さといちいちPCを開けなければいけないめんどくささから子供も興味を示さず立ち消えになってしまっていました。

ですが、今年から子供が小学2年生になったタイミングで毎月のお小遣いをスタートしました。同時にこれはいいチャンスということで、パパ銀行を再開することにしたのです。

便利なアプリ

今回は前回の反省を生かして、できるだけシンプルなシステムで子供が一人でも管理記録にアクセスできることを目標にしました。そこで、アプリを探していたところ見つけました。三井住友カードが提供しているハロまねというアプリです。

www.smbc-card.com

いい具合にシンプルで、小遣いの入金、小遣いから銀行口座への送金、銀行口座の年利率の設定くらいしか機能がありません。また、親のアカウントと子供のアカウントが分けられており、子供のアカウントで入ると、小遣いの入金出金、銀行口座への入金ができます。親のアカウントでは、金利の設定と銀行口座からの出金ができるようになっています。

我が家での銀行金利

ということで、さっそく始めてみることにしました。金利の設定は本と同じの月利5%、年利だと79%としました。著者も言っているように金額が少ないうちは、目に見えてお金が増えていかないと子供も金利の力と複利の力を実感できません。あまりにも増えてきたら考えていきますが、当面はこの金利でスタートです。

スタートは11ドル68セント

アプリで一つだけ困ったことがあり、我が家のお小遣いは当然ドルです。このアプリは円での入金しかありません。そこで便宜的に、1ドル100円として100倍した金額をアプリには記録することにしています。

スタートの金額は、11ドル68セント。毎月のお小遣いは5ドルです。子供は自分のお小遣いをどのように管理していくでしょうか。今後は定期的に経過をポストしていきたいと思います。