下落時のヘッジとしてのオプションの使い方

オプションを使いこなしたいと思っています。もともとカバードコールと現金確保プット売りは使いこなしたいと思っていました。

先日、現金確保プット売りをしたのですが、ちょうど下落相場で買ったそばからプット売りのポジションがどんどん減価していきます。期日までに設定価格まで下がらなければ、プット売却代金が確保できることはわかっているのですが、やっぱり価値が毀損していくのを見るのは心穏やかに入られませんでした。

とはいっても、現金確保プット売りからカバードコールというオプションの基本の流れは理解して、使えるようにしたいものです。

現金確保プット売り

前段で価値が毀損していくと書きましたが、そもそもの目的は買ってもいい値段でプット売りを立てることで、ただ買うだけではなくプット売却代金も得ようという戦略です。現金を確保して買いたい値段のプットを売ることで、追加の利益を得るという基本に立ち返って使うのはいいかもしれません。

ただ、あまり下の値段だと安いプットしか売れないということもあり、使い方は難しいなと思っています。

カバードコール

これは、弱気相場の時に原資産は下がっても、コールオプション売却代金を得る戦略です。ただ、当然上がった時は、原資産で清算しないとカバードコールになりません。原資産を売る可能性があるというところに抵抗を覚えるわけです。

下落時のヘッジ戦略

で、そもそもなぜオプションを組み合わせたいのかと考えると、やっぱり下落時にただ原資産が下がっていくのを見ているのではなく、ヘッジをしたいなと思うわけです。それを考えると、必ずしも現金確保プット売り・カバードコールは目的に合致した戦略とは言えません。それに、現金確保のプット売りを実際にやってみてわかったのですが、プット売りをするのに同額の現金を要求されました。現金が必要となると、オプションの売りは資金効率も悪くなります。

また、オプションはやはり持っているだけで減価していくということで常時保有するのには向かないと思っています。

で、いろいろ調べて候補に上がったのが以下の戦略です。

VIX上昇時のSVXYのコール買い

SVXYはVIXのショートです。VIXはそもそも相場が不安定になる時に上がるので、それのショートということは、VIXが下がる時(相場が平常時に戻る過程)で利益がでるということになります。

そもそもVIXは、そのほとんどの期間は凪の状態で、たまの相場が不安定になると急騰するので、VIXが上がる方にポジションを取った場合はオプションを保有する期間が長くなりすぎて、オプションの時間とともに価値が毀損するという性質と合いません。

一方で相場が落ち着くと元に戻るVIXは、急騰が長く続くことがありません。ですので、VIXのショートのコールを買うというのは、VIXが急騰してから購入することができ、短期間の保有が見込まれます。その時に購入するのは、①期限は1ヶ月以内、②VIX急騰前にちょうどアットザマネーだった付近の権利行使価格のもの、③オプション価額が8ドルから2ドルあたりまで一気に落ちているものが良さそうです。

この条件は、他の方のブログからですが、ボラが平常時に戻れば3倍くらいの利益が見込まれるということです。

いいことづくめに見えるのですが、VIXが上がっている時=相場が急落している時なので、下がった株を買いたい時でもあります。その時にオプションを買うということは、株自体は買えません。

本当は、急落時に利益が出て急落したら売却して利益が得られると、その売却益で下がった株を買えるのですが、そうそう都合のいい話はないですね。

VIXをメインに売買するならともかく、相場下落時に利益がでるポジションでないと使いにくいんですよね。だけど、もちろんそのポジションは相場上昇時には損失になるわけで、難しいものです。

ポートフォリオ戦略入門セミナーに参加してみて

昨日、オンラインでリンクスリサーチさんのポートフォリオ戦略入門セミナーに参加しました。18:00 - 1:00 (PST)と長丁場でしたが、色々と気づきがありとても有意義なセミナーでした。

 

セミナーの内容は書けないので、私の気づきをまとめてみたいと思います。

リスク資産と現金の配分

ポートフォリオ戦略は、リスク資産と現金の配分が肝のようです。ここをルール通りに運用することで、市場の急落時に無理なく買い増しができてその後の上昇時のタネとなる。実際、リスク資産100%で持ち続けたケースと現金50%・リスク資産50%でこの配分を保つように運用した時のリターンがあまり変わらないというのは、驚きでした。

米国株においては、中小型株の発掘を諦めて少数の大型株とWCLDで運用をしようと思っていますので、このポートフォリオ戦略を実践してみようと思いました。

 

私の米国株にポートフォリオ戦略を活用としようとすると以下の感じだと思います。具体的な%は伏字にしておきます。

・現金比率は20%として、現在は、米ドル建ての給与から毎月一定額が投資用資金として積み上がっていくので、現金比率30%までは容認。

・それを超えたら、市場の状況は関係なしにその時に一番保有比率が低い銘柄を買い増し。

・通常時のリバランスは、株式の時価対簿価が●%のタイミングが第1回目で、次が●%。買い増し対象は、保有比率が低くなっている銘柄。

・毎月の積み上がりがあるので、現金比率が20%以下になることはそうそうないと思うが、株価の急騰などで20%以下になったら、急騰して保有比率が増えた銘柄を、現金20%になるように売却。

・その他にVIX指数が●以上になったら、非常時のポートフォリオということで現金比率を下げて追加投入する。この時の購入対象は、手持銘柄の買い増しに加えてレバレッジETFも活用する。

 ・その他、個別のナンピンとして●%下がったら同じ分だけ買い増し。

 

情報収集

TwitterなどのSNSはチェックするのを止めましょう。それをやるなら企業の一次情報や論文・専門書を読もうという提言はとても腹に落ちました。最近、Twitterばっかだなと思っていたので。銘柄を探すという点において、Twitterで人のおススメを買うというのはやめた方がいいとは思います。一方で、Twitterでたまに流れてくるユニークな投資アイデアや、ユニークな企業の紹介は有用だとも思います。

ただ、論文・専門書はともかく企業の一次情報をもっと読みましょうというのは最もで、今後は東証の適時開示情報をチェックするようにしたいと思います。

決算短信にすべて目を通すのがいいのでしょうが、それは時間もないので中計の発表だとか新製品や提携の発表などその他のリリースに目を通すようにしたいと思います。

いずれFIREして時間が出来たら決算短信をすべて目を通すというのも1年くらいやってみたいですね。その後にある景色が知りたい。

 

正直、始まった最初はどうかなあと思っていたのですが、とてもいいセミナーでした。

WCLD、CLOUを比較してみる

米国市場ではクラウド関連銘柄が絶好調なわけですが、銘柄ごとに見ると絶好調の銘柄が入れ替わっていく感じで、頻繁に売買をするか幅広く保有していないとこの恩恵に預かれない可能性があります。

 

頻繁に売買するというのは私のスタイルではないので幅広く保有しかないのですが、個別銘柄を幅広く保有するのであればETFでいいのではないかと思いました。通常はETFは玉石混合だから、いい会社を個別株で選別投資するのが私のスタイルなのですが、米国のしかもクラウド関連銘柄は正直わからないので、ETFが最適かなと思った次第です。

 

この用途に適してそうなETFは、WCLD、CLOUになりますので、この2銘柄を比較してみようと思います。

  WCLD CLOU
信託報酬 0.45% 0.68%
直近3ヶ月リターン 72.63% 49.29%
年初来リターン 66.58% 46.57%
TWLO 2.65% 6.51%
ZM   5.94%
ZS 3.11% 5.66%
COUP   5.28%
SHOP 2.67% 4.89%
EVBG   4.05%
WDAY   3.83%
PCTY   3.79%
PLAN   3.73%
CRM   3.69%
FSLY 5.55%  
ZM 3.65%  
DOCU 3.20%  
WIX 2.90%  
DDOG 2.86%  
CRWD 2.59%  
NET 2.57%  

 

 

WCLDはWisdom Tree、Global Xが運用会社です。リターンも信託報酬の面からもWCLDの方がよさそうです。運用会社は、WCLDがWisdom Tree、CLOUがGlobal Xとなっています。

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チャートの形はどちらもあまり変わりません。3月から一本調子で上がってきてますので、どこかで調整があったタイミングで買いたいと思うのですが、そのまま上がっていきそうでもあり難しいですね。

なんにせよWCLDはタイミングを見て買いたいと思っています。

サラリーマン卒業に必要な資産規模

私は、FIREに向けて株式投資で必要な資産規模とキャッシュフローを達成しようとしています。世間一般でこの方法としては、株式投資の他に不動産投資がメジャーだと思います。

楽待コラムで不動産投資の場合の必要な資産規模という面白い記事を見つけたので、その記事を引用しつつ株式投資家として自分のケースを検証してみたいと思います。

 

不動産投資でのサラリーマン卒業に必要な資産規模

こちらが楽待の記事になりまして、複数の不動産投資の手法における必要な資産規模をシュミレーションしています。以下に引用させていただきます。(もし、引用がまずかったらすぐに消します。)詳しい内容は、リンク先の記事をご覧になってください。

条件は、月50万円を必要CFとし税引前の純粋な手取りとして年750万円を得るのに必要な資産規模としています。

・RCフルローン(利回り8%)

資産規模70,909万円、家賃5,656万円、72.5室(家賃6.5万円)

・木造APフルローン(利回り12%)

資産規模38,048万円、家賃4,565万円、76室(家賃5万円)

・築古戸建フルローン(利回り15%)

資産規模130,000万円、家賃18,000万円、300室(家賃5万円)

・築古戸建現金買い(利回り15%)

資産規模7,142万円、家賃1,071万円、18室(家賃5万円)

 これを読んだ感想は、不動産はレバレッジを活かして資産形成が早いと聞いていたけど、諸費用とか修繕費とか空室率とかをまともに考えると、やっぱり大変なんだなあという感想です。

フルローンなので自己資金を入れれば、もう少し必要資産規模は下がるのでしょうが、一方で現金が必要となります。一番資産規模が少ない木造APの10%の自己資金でも3,000万円近く必要になります。それに一棟6室くらいの木造APとすると、13棟くらい買わなければいけません。いい物件をそれだけ見つけるのも大変そうです。

一番物件数が少ないのは築古戸建現金買いの18室ですが、家賃5万円で利回り15%ということは、購入金額400万円なんですよね。しかもこれは修繕費や購入時の諸経費込みです。諸経費を50万円くらいとすると、本体と改修に使えるのは350万円しかありません。

たしかに、本や成功している方のブログを読むと350万円くらいで買って、5〜6万円くらいで貸すというのが定番のようです。だけど、350万円って結構な田舎に行かないとありません。千葉県だったら外房など、東京の郊外とは言えないエリアです。東京が通勤県内の東京郊外エリアだとどうしても800〜1,000万円くらいとなりますが、家賃相場はそれだけのupに見合うものではありません。

それなら、成功している人たちのように350万円で買って、5〜6万円で貸せるエリアを探せばいいじゃないかと思いますが、そのようなエリアに7,000万円近くも資産を突っ込むのはどうなんだろうと考えてしまうわけです。

借りる人さえいれば問題ないのかもしれませんが、やはりこのようなエリアの資産性は低いわけで流動性の観点からも投資した7,000万円はそうそう簡単に引き上げることはできないでしょう。さらに、不動産は売買に一定額の諸経費がかかります。本体価格が安いとこの諸経費も無視できない割合となるでしょう。

さらに、その他の入居者からのクレームや退去の度に発生する仕事、建物のメンテナンス経費などを考えると、こういうことを楽しみとして行えて、かつ流動性をある程度犠牲にすることで、不動産投資による資産形成にチャレンジできるのだなと改めて思いました。

まとまりがないですが、改めて数字を見て思ったのは、そこまで不動産投資に数字上のアドバンテージがあるわけではなく、他の資産形成手段と比較する際は本人の好みや得意不得意が大きな要因になるなと思った次第です。

株式投資の場合の資産規模

一方で、株式投資で年750万円のキャッシュフローを達成するためにはどうしたらいいでしょうか。不確実なキャピタルゲインを一切考慮せずにインカムゲインだけで考えると、以下のようになります。

まずは、配当課税を考慮しますが、FIREで他の収入がない場合は配当控除を有効活用できるので、住民税のみの5%を実行課税率とします。そうすると750万円の手取りのために必要な年間配当額は790万円となります。

あとは、配当利回り別に計算すればよく以下のとおりとなります。

配当利回り 必要資産額

 1%   79,000万円

 2%   39,500万円

 3%   26,333万円

 4%   19,750万円

 5%   15,800万円

 6%   13,167万円

 7%   11,286万円

 実際、7%とかは無理なので、最大頑張っても4%くらいでしょう。それでも2億近い現金が必要となります。2億あったらこんな細かい計算せずにFIREすると言われそうですね。

ここで最近いいなと思っているFXのトラリピを加えてみたいと思います。

トラリピの解説は他のプロの方がたくさんいますので、そちらを参照してもらうとして私がトラリピに目をつけたポイントだけ書きたいと思います。

・自動売買で手間があまりかからない

・流動性はあるので、いざという時に現金化しやすい

・為替は、ゼロサムでありスワップのインカムゲインではなく、キャピタルゲインで利益を確保するのが合理的。

・スワップによるインカムゲインの源泉は、インフレに対抗するための高金利でありインフレ化の通貨は時間が経つにつれて減価していく。減価していく資産を購入することは合理的ではない。

・トラリピは、平均回帰性の観点からもロスカットされない資金量があり長期的に継続するのであれば、合理的に思える。

・著名なブロガーがトラリピの成績を公開しており、10%の利回りは信頼性が高いように思えるし、コロナショックも生き残って利益をあげている。

 株式投資とFXのトラリピの併用の場合の資産規模

トラリピは年利10%程度が期待できる利回りのようですので、これを固定値として株式投資の配当利回りを計算していきます。

・トラリピに2,000万円を投資するケース

トラリピ:2,000万円×10%=200万円/年

株式投資から必要な金額:550万円/95%=580万円

配当利回り 必要資産額

 1%   58,000万円

 2%   29,000万円

 3%   19,333万円

 4%   14,500万円

・トラリピに3,000万円を投資するケース

トラリピ:3,000万円×10%=300万円/年

株式投資から必要な金額:450万円/95%=474万円

配当利回り 必要資産額

 1%   47,400万円

 2%   23,700万円

 3%   15,800万円

 4%   11,850万円 

・トラリピに4,000万円を投資するケース

トラリピ:4,000万円×10%=400万円/年

株式投資から必要な金額:350万円/95%=368万円

配当利回り 必要資産額

 1%   36,800万円

 2%   18,400万円

 3%   12,266万円

 4%   9,200万円

配当利回り4%でみると、それぞれで合計必要金額は、16,500万円、14,850万円、13,200万円となります。

15,000万円程度となると、そこまで無理という感じでもなくなります。それに、前提として年間750万円の手取りというかなり大きな額を得ることを目的としているので、これを年間400万円程度にすれば必要金額も少なくなります。

私の場合は(理想)

私の場合を考えてみると、やはり手間や継続性などの観点から、不動産投資をメインドライバーとしてFIREのキャッシュフローを得るのは現実的ではありません。それに、株式投資で十分に成功しているというのもあります。

かといって、配当だけで必要なキャッシュフローを得ようとすると高配当銘柄のみのポートフォリをとなり、私の中小型株の成長投資というスタイルとも合わないのでトラリピとの併用が一番現実的だと思います。

ただ、上では書きませんでしたが、一番現実的なのは得意な中小型株の成長投資、高配当銘柄投資、トラリピの3つの併用でしょう。これに優待クロスで年10%くらいで生活費の補填ができたら最高です。優待クロスの利回りについては、他の方のブログで100万円でクロスをした場合の年間利回りはという検証記事から10%を採用しました。当然元手が大きくなれば利回りも下がるのですが、家族4人分で一人250万円と考えるとそこまで無理でもないかもしれません。

トラリピ(年利10%):2,000万円・・・年間200万円

高配当株(年利5%):3,000万円・・・年間142万円(実行税率95%)

成長株(年利1.5%):25,000万円・・・年間356万円(実効税率95%)

優待クロス(年利10%):1,000万円・・・年間100万円分

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合計(年利3%)   31,000万円・・・年間798万円

ちなみに前提として家は、1,000万円くらいの中古戸建を買って500万円くらいでリフォームで家賃はかからない前提です。また、不動産投資をキャッシュフローの柱にはしにくいと書きましたが、興味はあるのでおまけ程度でこれはという戸建てを見つけたら、やってみたいという気持ちはあります。

これ全部達成するには、35,000万円くらいの資金が必要になりそうです。そもそも35,000万円もあったら、こんなこと考えなくてもいいという話ですね。。。

 実際のシュミレーションでは

上記の例はあくまで理想です。実際のシュミレーションでは、以下のようにしています。

  1. トラリピ(年5%)・・・帰国後から開始。2,000万円からスタートしてFIRE前は、利益は元本に追加して増やしていく。FIRE後は、元本はそのまま。
  2. 優待クロス(年5%)・・・帰国後から開始。1,000万円からスタートして、元本はそのまま。
  3. 高配当株(年3.7%)・・・現在の保有株のうち高配当株に相当するものをこのまま保有し続ける。新規追加も増配もなし。
  4. 成長株(年1.5%)・・・今後の余剰資金はすべて、成長株の買い増しにあてる。買い増し時は0.5%の配当利回りとする。増配率はFIREまで年3%。なお、余剰資金の原資は給与+配当ー支出であり、株価の値上がり益は見込んでいない。

 

上記のシュミレーションでも2028年を目標としているFIREの時には生活していくのに十分はキャッシュフローが得られるはずです。

 

なお、リスクとしては以下のものがあります。当然、ダウンサイドのみが現実になれば予定通りのキャッシュフローが得られないのですが、前提条件をかなり低く見積もっているのでダウンサイドが起こる可能性は限りなく低いと思っています。

・アップサイド・・・正直、最低レベルの条件としているのでアップサイド要因だらけだと思っています。

  1. トラリピ、優待クロスの利回りが5%以上になる
  2. 高配当株の増配
  3. 成長株の増配率が3.0%以上となる
  4. 成長株の新規買増し時の配当利回りが0.5%以上となる
  5. 株価が値上がりする。

・ダウンサイド・・・ダウンサイドは言い出したら切りがないのですが、起こり得るものとしては次のものがあげられます。ちなみに、株価が値下がりしてもキャッシュフローには影響がないためダウンサイドのリスクにはなりません。

  1. 手持ちの株の増配率が3.0%に満たない
  2. 高配当株が減配する
  3. 給与が減る、または支出が増えて予定通りの貯蓄ができない
  4. 成長株の新規買増し時の配当利回りが0.5%未満となる
  5. トラリピ、優待クロスの利回りが5%に達しない

 

駐在中は給与面での待遇、職場環境、自分のキャリア、子供の教育とあえてやめる要素がないと思っています。帰国がいつになるかはわかりませんが、帰国したら真剣にFIREの準備をしていこうと考えています。

 

 

Chase freedom unlimitedの申請時期

先日、Chase freedomがやっとApproveされて6月までの期間限定5%もギフトカードを購入することで、夫婦2人で3,000ドルの枠を無駄なく使い切ることができました。

次の狙いは、Chase freedom unlimitedとなりますが申請時期を検討しています。昨年、3回もChase freedomの申請に落ちたことで、Hard inquiriesの回数が大きくなっています。Hard inquiries自体は2年間はRecordから消えることがないみたいですが、このサイトとかを読むとScoreがよければ、最低3ヶ月開ければいいようです。

 

Credit carmaを見てみると、私のHard inquiriesの記録は5/10、妻は5/29となっています。ということは、それぞれ8/10、8/29以降が3ヶ月経過ということになります。もう一つ、Chaseポイント使用時の1.25倍を獲得するためにChase Sapphire Preferredが欲しいと思っています。クレジットカードは複数枚を同日申し込むことで、Hard inquiriesを一つとしてカウントできるらしいのですが、当然申請数自体は別々です。Chase freedom unlimitedが否認された時がダメージがでかいので、8月はChase freedom unlimitedだけとして、また11月にSapphire Preferredを申し込もうと思います。

Sapphire Preferredは、ポイント交換時の1.25倍の他に旅行・レストラン利用で2倍となります。ただ、旅行は年内はなさそうですし、外食もすっかり行かなくなりました。11月の申請でも問題はなさそうです。

 

よく行くGrossary storeである、Nobhill、Trader joes、Nijiyaは6月までの5%期間で多額のGift cardを購入したので、当分はそもそもクレジットカードの利用が必要なさそうです。その他は、Amazon、Whole foodsですが、これは7〜9月の5%対象です。こちらもギフトカードを枠いっぱい買うつもりなので、当面はここでもカード払いはありません。そうすると、残りのカード利用ってCostcoくらいなんですよね。そういう意味では、Chase freedom unlimitedも利用機会は少なそうですが、必ず欲しいカードではあるので一発でApproveされて欲しいものです。

ゼロからの楽天経済圏への入り方と優待クロスのはじめ方(その3)

前に記事にした楽天経済圏、優待クロスの準備が整ってきたので、実際にどのように資金を動かすかなどまとめていきたいと思います。

準備する資金と口座への資金配置方法

準備する資金は両親と相談した結果、500万円ということになりました。この500万円は基本的には、楽天銀行においておいて機動的に各口座に必要な時に動かすのですが、SMBC日興証券のみ異なります。

優待クロスと相性のいいIPOを狙うにあたりSMBC日興証券は、落選者を対象にステージ制による再抽選を行っており、入金額が250万円以上あると1票となります。

そのため、SMBC日興証券には常に250万円を置き、残りの250万円は楽天銀行に置いてSBI証券、マネックス証券のIPO、優待クロス、楽天証券、GMOクリック証券の優待クロス用に有効に使っていきたいと思います。

また、SMBC日興証券は、入金のために振込をする必要があるので手軽に入金ができません。そういう意味でも250万円を口座においておくというのは合理的です。

楽天経済圏参加のための初期設定と毎月の設定

初期設定

・月5万円の投信積立の設定

・楽天スーパーポイントコースの設定

毎月実行

・月5万円の投信積立を売却し、楽天銀行口座に戻す。

・SPU+1倍のため、500円投信ポイント投資(楽天証券口座が0円の状態で行い、自動入金を実施させる。)

毎月実行(できれば)

以下の取引を行うことで月間10取引となりプレミアム扱いで他行振込月2回無料となる。一方で、毎月25日時点残高50万円以上で同等のステータスなので、それをクリアでもOK。

・100円投信購入×2回(楽天証券口座が0円の状態で行い、自動入金を実施させる。)

・らくらく入金で楽天銀行から楽天証券に現金を移す×3回

・楽天銀行即時入金サービス×3回

口座開設ポイントをもらうための初期設定

・5,000P:マネックス証券で投資信託を10,000円以上購入。

・1,000P:楽天銀行へ他行振込で入金して、ハッピープログラムに申し込む。

・3,000P:楽天銀行を振替先に設定して、楽天カードを利用する。

・4,000P:SBI証券口座に50,000円入金する。(SBIハイブリッド預金とすることで、自動的に住信SBIネット銀行の口座に振替えとなる。)

優待クロスのための資金移動

SMBC日興証券は口座にある250万円で取り組む。他の口座は楽天銀行から入金する。SMBC日興証券の貸株料金は1.4%と安い上に、制度信用→現引とすることで購入手数料も0円となることから、事前に積極的に権利を取りにいくことも可能です。

SBIは手数料プランをアクティブとして、1日50万円までに抑えて手数料無料を狙いにいくのが良さそうです。

まあ、基本的には在庫が残っていないとダメですが。

IPOのための資金移動

優待クロスとの資金の都合がよくわかっていませんが、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券にて積極的に応募したいと思います。SBI証券は申し込み金額が多いほど当たりやすいのですが、数百万円程度では焼け石に水だそうなので、IPOチャレンジポイント狙いで申し込みは最低として、優待クロス用の資金も確保していきます。

ふるさと納税の上限額の計算方法

ふるさと納税を行うと、寄付した金額のうち2,000円を超える部分が、一定の上限まで所得税と住民税から全額が控除されます。

両親の2020年のふるさと納税上限額を考えるために、計算方法等をメモしておきたいと思います。

ふるさと納税の寄付金控除

ふるさと納税の寄付金控除は、以下の3段階があり1から順番に控除されていきます。

1.所得税寄付金控除(所得控除)

(寄付金額-2,000円)×所得税の税率×1.021(上限:寄付金額が総所得金額等の40%)

※申告分離課税のみで所得税が課税される場合は、申告分離課税の税率で計算。

2.住民税基本控除(税額控除)

(寄付金額-2,000円)×10%(上限:寄付金額が総所得金額等の30%)

3.住民税特例控除(税額控除)

(寄付金額-2,000円)×(90%-所得税の税率×1.021)(上限:寄付金額が住民税所得割額の20%)

ふるさと納税の上限

上記(3)の上限額が、住民税所得割額の20%であるため、結局は住民税特例控除額が住民税所得割額の20%となる金額が寄付金の上限額となります。

そのため、個人住民税所得割額×20%÷(90%-所得税の税率×1.021)+2,000が上限額を計算する式となります。

昨年のふるさと納税を確認する。

さてあっさりと上限額の計算方法は計算できるのですが、本当にあっているのでしょうか。

昨年のふるさと納税と先日送られてきた住民税の通知書で確認してみたいと思います。

所得割額が359,700円でしたので、上記の計算式を当てはめると105,392円となります。一方で、実際に寄付した額は87,000円でした。上限額以内ですので85,000円が戻ってくればいいのですが、まずは確定申告により所得税で寄付金控除がつかえて85,000円×20%×1.021=17,357円が所得税額から控除されています。実際には、100円単位が削られて17,000円分所得税額が低くなっています。

さらに、住民税から寄付金控除として67,643円が所得割額から控除されていますので、17,357円+67,643円で丁度85,000円分となるのがわかります。

 

なお、所得割額は自分で計算することもできますので、かなり正確にふるさと納税の上限額を年度半ばでも計算できることがわかります。

 

とはいっても、12月までなにがあるかわかりませんので、この上限額は徐々に使っていこうかと思っています。

 

SBIの短期一般信用売りで残っている金券優待銘柄

両親の口座はまだ準備が整っていないので、優待クロスを始めることはできませんが、今後の参考のためにも今日時点でSBI証券で短期一般信用売りができる金券関係の優待をまとめてみたいと思います。

3950 ザ・パック:図書カード500円、314,000円

4828 ビジネスエンジニアリング:クオカード500円、270,900円

5959 岡部:クオカード500円、83,200円

SBIのアクティブをつかって、50万円以内に抑えることで手数料は不要となりますが、貸株料はかかります。6/15に買うと16日分の貸株料が必要となるため、30万円で513円となります。つまり、上記の中だと 岡部がおよそ150円と唯一、手数料がペイできる優待となります。

実際は、なかなか優待クロスをするのは難しそうです。

 

ゼロからの楽天経済圏への入り方と優待クロスのはじめ方(その2)

 優待クロスが思いのほか長くなったので、楽天経済圏については記事を分けてました。

楽天経済圏への入り方

優待クロスとはあまり関係がないのですが、ついでなのでこの機会に楽天経済圏に入ってみることにしました。今回、SPUアップのために利用したサービスは以下の4つです。

楽天カード2倍、楽天証券1倍、楽天銀行1倍、楽天でんき0.5倍

 これに加えて、基本で1倍、アプリ経由で0.5倍があるので、全部で6倍からスタートとなります。

なお、楽天証券と楽天銀行は、細かい達成条件があるのでそれを別途見ていきます。

楽天銀行

楽天銀行は複雑ではなく、楽天カードの引落口座を楽天銀行に設定するだけとなります。

楽天証券

楽天証券は少し複雑で、500円分以上のポイント投資(投資信託)と楽天スーパーポイントコースの設定が必要になります。後者は、そのように設定すればいいだけなのですが、前者は毎月投資信託を購入する必要があります。

ただし、全てポイントで買う必要はなくポイントと現金の組み合わせでもいいということで、1P+499円でもOKです。毎月1回、スポットで投資信託をポイントを絡めて買うことで達成できます。なお、楽天証券といえばクレジットカードで投資信託を買うことができますが、積立購入の時にクレジットカードが使えるのでスポット購入では利用することができません。

楽天証券で投信をカード購入してポイントを貯める

楽天証券は、投信積立時に限り月50,000円までクレジットカードで買うことができ、さらにポイントも付与されます。そのため、最大の50,000円を買った場合は月500Pで年6,000P付与されます。国内債券を投資対象とする投信はほぼ値動きもなく、現金と同じ感じで保有ができます。短期で売却をしたらさらに値動きリスクを抑えることができるでしょう。

カードで50,000円の国内債券投信を購入→売却→売却代金でカード代の支払い

とすることで、値動きリスクはゼロではないですが、極小のリスクで500Pをもらうことができます。

楽天銀行のハッピープログラムでプレミアム以上を維持する。 

楽天銀行で他行宛振込手数料を無料とするためには、アドバンスト以上の会員ステータスが必要となります。

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残高は毎月25日時点の口座残高のため、50万円か100万円でしたら達成できる可能性は高いのですが、取引回数でもプレミアムを維持できないか検証してみました。

取引回数の判定はいろいろな条件がありますが、今回使うのは、楽天カード口座振替と楽天証券の入金です。

楽天証券の入金方法には2種類あり、手動で行うらくらく入金、証券口座の残高が足りない時に銀行口座から自動で入金される自動入金があります。そして、それぞれ月3回までは取引回数にカウントされます。

らくらく入金は手動ですので適宜行うとして、自動入金はなんらかの金融商品を購入する必要があります。このうちの1回は、前述したポイントと現金のミックスによる投信のスポット購入時に、現金を証券口座に置いておかなければ達成できます。後の2回は、100円で投信をスポット購入すればいいわけです。

さらに、他行への即時入金サービスでも月3回までカウントされます。これは、前述の優待クロス時にSBI、マネックス、GMOへの送金が必要なためこれもクリアできます。

以上で、

楽天口座振替1件

らくらく入金3件

自動入金3件

即時入金サービス3件

 となり、プレミアムの月10件は毎月無理なく達成できそうです。

さらに、ポイントももらえますのでプレミアムの場合は月24P、VIPだと月36Pとなります。

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なお、給与口座への設定や各種引落口座の設定でも1件となりますが、追加で10件で20件のVIPとするのはかなり難しそうです。

楽天証券での毎月購入額

これまでの様々な条件を達成するために、結局楽天証券で毎月いくらの投信を購入するのかというと、SPU+1倍のために500円、会員ステータスのために200円、カード購入でポイントをもらうために50,000円が必要となります。また、これにより月500P+24Por36P(年6,288P/6,432P)をもらうことができます。

 楽天経済圏に所属するための毎月の必要事項

  1. 投信積立のカード購入は一度設定すれば毎月1日に購入となりますが、売却した上で楽天銀行の口座に戻すのは手動でやる必要があります。
  2. SPU+1倍のためのポイント併用500円投信スポット買いと、会員ステータス維持のための100円ずつ2回の投信スポット買いも手動でやる必要があります。
  3. 上記の2つをやった後に、手動のらくらく入金をさらに3回やる必要があります。
  4. また、SBI、マネックス、GMO宛に1回ずつの即時入金サービスでの資金の移動も必要です。
  5. 買い物は、5と0の付く日の5倍、楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、FCバルセロナが勝った翌日、ショップ買いまわりポイント最大10倍がうまく重なる時にすることで、最大で5+3+10の18倍となり、元々のSPU6倍と合わせてポイントが24倍となります。24%還元はすごいですね。
  6. ふるさと納税の上限額を事前に計算しておき、上記のショップ買い回りポイント最大10倍が足りない時にふるさと納税を行えるようにしておく。

ゼロからの楽天経済圏への入り方と優待クロスのはじめ方(その1)

楽天経済圏と優待クロスは、前々から興味がある分野でした。もちろん、海外居住者の間は試してみることができないので、帰国した後でと思っていましたが、今回日本にいる親がこの二つを始める手伝いをすることになりました。

両親も高齢ということで、私も両親のお金関係は把握するようにしているのですが、銀行口座に普通預金であるそれなりの現金を見るたびにもったいないと思っていました。

ですが、高齢でもあり現金をリスクのある金融商品に投じるのは何か違うなと思っていました。元本確保の投資商品を探すのですが、日本国債や定期預金など利回りが低すぎて検討対象になりません。アメリカだと譲渡性預金で利回り3%くらいとか普通にあるんですけどねえ。

そこで考えたのが優待クロスです。優待クロスをするにあたってはたとえ1日であろうとも現物で権利を取る必要があります。ということは、元手が必要であり、その元手は毎月月末には現金で確保する必要があります。そうなると、何かしらの金融商品で運用している場合は、そのお金を優待クロスに使うことは難しく、優待クロス用の元手は他の運用に回すのは難しくなります。

一方で、一般信用を使う優待クロスは、手数料以外は元本は確保されています。今回の両親のケースに合致すると考えました。また、月末の権利取り以外は現金で置いてあるため、IPO投資とも相性が良く、IPO投資と優待クロスを組み合わせたいと思っています。

世の中で優待クロスとIPOの二つを専門にやっている人がなぜ多いのかが初めて理解できました。

ついでに、前から興味のあった楽天経済圏にも参加してみようと思い、ほぼ何もない状態から楽天経済圏と優待クロスをどのように準備して行ったのか、書いてみようと思います。

必要な証券口座、銀行口座、クレジットカード

優待クロスに必要な口座

SMBC日興証券、SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券、マネックス証券

優待クロス用に必要な口座は、一般信用が使える口座となります。他の方のブログで調べたところ、SMBC日興証券、auカブコム証券、SBI証券が取り扱い銘柄数も多く、優待クロスでのメインの証券会社とわかりました。

その他に、松井証券、楽天証券、GMOクリック証券、マネックス証券などが優待クロスに向く証券会社のようです。

この中で、auカブコム証券は出金時に特定の銀行のみ無料で大半は1回100円がかかることもあり止めることにして、メインはSMBC日興証券、SBI証券とします。サブでは、楽天経済圏の必要性から楽天証券、IPOが100%平等割当なマネックス証券、一般信用が残っていることが多いらしいGMOクリック証券の3つを選びました。

5つの証券口座を管理する銀行口座

楽天銀行

優待クロスは、どこの証券会社で一般信用の在庫があるかわからないため、機動的に上記の5つの口座に資金を移す必要があります。今回は楽天銀行を選びました。後述する楽天経済圏を活用するためには、楽天銀行と楽天証券は外すことができません。また、SBI、GMO、マネックスは楽天銀行からの即時振込に対応しており、問題ありません。SMBC日興証券のみ振込をする必要がありますが、楽天銀行を有効活用すれば他行振込が月2回無料になる会員ステージ「プレミアム」は普通に達成できそうです。

口座開設ポイントを上手にもらう

今回、これだけの数の証券会社等に新規口座開設をするということで、口座開設ポイントを調べました。一方で、あまり手間もかけたくなかったので、モッピーというポイントサイト1つに絞ることにしました。

モッピー経由でポイントをもらえたのは、SBI証券(4,000P)、マネックス証券(5,000P)、楽天カード(4,000P)の三つになります。さらに、楽天のキャンペーンで楽天カード(5,000P)、楽天銀行(1,000P)、楽天でんき(2,000P)をもらうことができました。

なお、それぞれ細かい達成条件があるので整理しておきます。

  • マネックス証券:2020年7月31日(金)までに新規口座開設及び2020年9月30日(水)までに1取引完了(日本株(現物)取引(約定ベース)を1回以上、または投資信託で10,000円以上)
  • 楽天銀行「ATMから入金」または「他行から振込」「ゆうちょ銀行本人名義口座からの入金サービス」にて入金すること。ハッピープログラムに申し込む。
  • 楽天カード:カードを利用すること。
  • SBI証券:新規口座開設後、SBI証券の証券総合口座から住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金へ一括で50,000円以上の振替

優待クロスとIPO申し込みをする上での資金管理

前述した通り、楽天銀行を使って資金管理をしていきます。SMBC日興証券以外は、即時入金サービスに対応しているので、普段は楽天銀行に資金を置いて優待クロスをする度に資金を該当の証券口座に移すことができます。ですが、SMBC日興証券は楽天銀行から振込をする必要があり、無料の振込回数が決まっているため、ある程度優待クロスの目処をつけて月に1回送金をする必要があります。一方で出金は無料のため、ある程度多めに送金をしていくことになりそうです。

なお、優待クロスの場合、信用売りは売建金額の33%以上の証拠金があればOKですが、現物株は成行で買うためストップ高相当の現金が注文時に必要となります。

優待クロスのコストについて

優待クロスの方法についてはいろいろな情報があるので、特に気になるコストについてまとめてみたいと思います。貸株料はSBIでフライングクロスをした際の22日という最大をとってみました。

 1日定額と約定毎のどちらが安いのかは、その時々という感じですね。しかし、クオカード500円くらいの株価も安い優待を取りに行くなら、SBIのアクティブを使いたくなりますね。

例えば、100株で500円のクオカードがもらえる5959岡部は83,200円なので、SBI証券のアクティブで売買すれば貸株料のみということになります。一方でスタンダードだと433円もかかるわけで、ほとんど利益が出ません。

低位株のクロスの日と値嵩株のクロスの日を別の日にして、それぞれアクティブとスタンダードとすることで手数料を抑えられそうです。ちなみに、権利落ちの日は現渡しをするので手数料は関係ありません。また、SBIでは、「国内株式現物取引」、「国内株式制度信用取引」、「国内株式一般信用取引」の「約定代金合計額」・「手数料」は各々別口として計算するため、買いを制度信用とすれば、売りの一般信用とは別に計算できます。

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優待クロスの実際の流れ

マネックスは14日前、SBIとGMOクリックは15営業日前の19時から短期一般信用ができます。2020年6月は、30日(火)が権利日のため権利落ち日は29日(月)となり、権利付き最終日は前営業日の26日(金)となります。ということは、権利落ち日を含めた15営業日前なので6月9日(火)が第1営業日で約定日となります。

注文自体は、前日の19時から注文受付なので、前日の19日から翌朝の寄成で注文を出します。

また、前日に注文を出した上で、その日の0時までに手数料プランを変えることで、翌日は異なる手数料で注文を出すことが可能です。(午前0時以降に注文方法の変更が有効になるため)。

手仕舞いは、権利落ち日の29日(月)の寄成で現渡しで手仕舞いします。

なお、優待クロスのポジションを建てる時は、現物株を直接買うのではなく信用買いをして現引きをした方が手数料が安くなる場合もあります。

優待クロスのその他TIPS

最近は、長期保有の株主にのみ優待権利発生というケースも増えています。その対策として、不完全かもしれませんが端株で1株のみ保有し単位株は優待クロスで調達するという方法があります。株主番号は同じになるはずで、まさか端株があるから弾くなんて処理はしないと思います。

また、別にTIPSではないですが、事実として優待クロスは手数料分だけ口座のお金は減っていきます。そのため補充をする必要がありますが、併用するIPO投資が数年に1回あたり、うまく補充ができないかと思っています。

 

【CRNC】Cerenceをまとめてみる

米国株で小型株の中でいい会社を探している時にTwitterで見つけた会社です。Twitterでのつぶやきをまとめてみました。

 

概要

自動車に特化したAIと音声認識のソフトウェア開発会社。音声認識と人工知能のソフトウェア会社であるNuance CommunicationsからのSpin offで上場。Nuanceは、AppleのSiriにも採用されている音声認識ソフトウェア開発会社。

指標は以下の通り。

株価(6/12) $36.86

上場日 2019年9月16日(初値$29.6)

時価総額 $1.345B(1,500億円くらい)

2019年9月期

売上 303M

営業利益 36.2M(11.9%)

EPS $2.81

PER 13.1倍

製品

車に特化した音声認識とAIのソフトウェアを開発。ユーザーは、窓を下げる、車内温度の調整、目的地の設定、近場のレストランのおすすめなどを車に聞くだけで、実行できる。

音声認識などの車載分野では85%のマーケットシェアで98%とのgross marginで、2018年には車全体の58%に導入されていたのが、2023年には85%に導入される見込みだということ。

もう一つの成長ドライバーは、クラウドとの接続。50%のマーケットシェアで全体売上の28%を占める。市場自体は2018年には車全体の12%への導入に過ぎないが、2023年には50%となる見込み。

1250の特許を持ち、エンジニアが70%を占める。

さらに、OEMメーカーへのデザインやコンサルティングのサービスも今後の成長ドライバーとなる。

顧客

Audi、Toyota、VWなど主要自動車メーカーはほぼ網羅している。全世界の325M台の車で利用されている。各自動車メーカーごとにカスタマイズしてOEMで製品を供給。

 

競合

競合は、他の音声認識に特化したSoundHoundやiFlytekとGoogleやAmazonなどの大企業。今のところは、自動車に特化することで、よりニュートラルで各自動車メーカーに適応し優位性を保っている。Rokuのようにどんな自動車にも適合できる。Googleなどと異なり、各自動車メーカーはCRNCを使うことでより自社に合う音声認識ソフトを導入できる。一度、CRNCの音声認識ソフトを自社の車に合うようにカスタマイズし、導入すると以降のスイッチングコストが非常に高くなり、容易に乗り換えが起こらない。

リスク

中国市場については、BABAなど中国メーカーのシェアが大きく中国の自動車メーカーへは入り込めていない。

直近の業績

2020年1月〜3月の第2四半期は、売上成長23%(Connected serviceは22%、Edge serviceは13.5%)。Gross marginは安定して70%で、EBITDA marginは7%伸びて33.6%に。さらに、ヨーロッパ自動車メーカーと大きい2つのOEM契約を結ぶ。
自動車業界に与えるCOVID-19の影響は避けられないが、売上は成長すると見ている。2020年9月期の上半期の受注量は、2019年度全体の受注量を超えている。この受注は今後2年間で売上となり、1.5Bのバックログがある。

Chase freedom unlimitedに申し込む上での紹介ボーナスまとめ

Chase freedomを作ることができたことは記事にしましたが、次にChase freedom unlimitedを狙っています。どちらも年会費フリーのカードということもあり、夫婦別々でカードを作成しようと思っています。

Chase freedomを作ったことで、freedom unlimitedの紹介リンクを作ることができるようになったので、その金額をまとめておきます。夫婦間でも紹介し合えば紹介ボーナスをもらえるのではないでしょうか。

紹介ボーナス

私の紹介リンク

妻の紹介リンク

この紹介リンクからカードを作ることで、紹介元に$100ドルが支払われます。

お互いに相手のリンクからカードを作れば、合計で$200ドルもらえると思うのですが、どうでしょうか。

Chacking account開設ボーナス

妻のカードの支払先口座として、私と妻名義のJoint accountを設定しようかと思っているのですが、設定できませんでした。Chaseに問い合わせ中ですが、もしできない場合は利便性の点からも妻名義のChecking accountを作成しようと思っています。

この時も紹介ボーナスがあり以下の通りとなっています。

私の紹介リンク

このリンクから口座を開設することで、私に$50ドルが支払われます。

さらに、口座開設時にクーポンコード(JK97 4992 EAR6 P3JD)を入力した上で、paycheckを使って現金を入金することで本人に$200ドルが支払われます。ただし、このクーポンコードは7/20までの期限付きです。

新しい銀行口座開設は管理が手間なので、あまりやりたくないのですが、Joint accountを支払い口座として選べない場合は開設する必要があるので、その場合はボーナスもきちんともらおうと思っています。

 

さらに、Chase freedomとfreedom unlimited両方とも作成後3か月で$500ドル使えば$200のボーナスなので、$2,000ドル使うことで4枚で$800もらえます。

全部合わせると$1,250ですので、でかいですよね。

 

 

投資方針の再確認

最近、米国株の投資方針が定まらずふらふらしているため、ちゃんと考えておこうと思いました。

 

日本株については固まっていて、小型成長株投資です。ただし、数値で成長株を測るのではなく、事業の内容、マーケットの状況などを検討して以下のような点を検討します。

1.今後の成長の方法として、マーケットが伸びるのか同じマーケット規模の中で競合のシェアを奪わなければいけないのか。

後者の場合は価格競争、明らかに優れた製品など困難が伴います。また、シェアがある程度まで増えたら、それ以上は増えません。成長が頭打ちになってしまうわけですね。一方でマーケットさえ伸びれば、競合に劣後さえしなければみんな一緒に伸びていけるわけです。

2.海外展開はうまくいっているか。または、現地の有力企業をパートナーにするなどうまくいきそうな方法をとっているか。

やはり今後の日本を考えると、マーケットが伸びる業界というのは非常に限られます。海外市場への進出がうまくいっている企業、または期待ができる場合は、今後も持続的な売上の拡大が見込まれます。

3.その企業ではないとダメなサービスや製品を持っているのか。

いわゆる参入障壁ってやつですね。資本さえあれば誰でもできそうなビジネスは、やはり持続的な成長という点から疑問符がつきます。

4.株価が割高になっていないか

最後にやはり株価の水準は大事です。私は順張りを苦手としていまして、上記に合致する優良企業がマーケット要因、一時的な要因で下げた時に買う逆張りでこれまで上手くいってきました。期待をされていない水準で買うと、その後の一時的な悪材料にも株価は反応しなくなります。一方で、期待されている水準で買うと、その後例え、好決算が出たとしても期待以下だったとして売られることがあります。

そのため、できるだけ期待値が下がって人気薄の時に買いたいと思っています。

5.時価総額は300億円程度まで

1000億円の時価総額を2000億円にするのと、50億円の時価総額を100億円にするのではやはり後者の方が再現性が高いです。少し人気化するだけであっという間に、50億くらいは時価総額はあがります。そして、両者ともリターンは同じです。

ということで、絶対ではないですが、できるだけ時価総額が低い株を選んでいます。ちなみに、大型株は買いません。大型株はどんなに下がっても、そこからの上昇期待値がよくて2倍程度なんですよね。できるだけ期待値の高い銘柄を買いたいと思っています。

 

以上が、日本株を選ぶ上での基準でした。といっても、これらの基準は最初から持っていたわけではなく色々な失敗を重ねて最近たどり着いたものです。

 

米国株を始めるにあたって、まず重視したのは小型株でした。日本でも上手くいったように時価総額の低い株の中で有望なビジネスの会社を探して、マーケットで価値が見直されるのを待つと。ただ、米国市場において、有望なビジネスのUndervalueないい会社を探すのはとても困難でした。

それで次に取り組んだのが、米国高配当株への投資です。タバコ銘柄とか石油銘柄で人気ですよね。でもこれもしっくりきませんでした。高配当で人気な会社はすでに大きくなりすぎていて、これ以上の業績の伸びというのがあまりイメージできません。さらに、リターンの向上に重要な役割を果たす増配についても、配当は利益からくるものなので、利益が伸びないのに増配を続けていたらいつかは頭打ちになります。

今、増配を続けている高配当の株を買っても今後の成長が見込めなければ、いずれ増配も止まるし、配当性向が高まり減配リスクも増えます。

一方で、アメリカ企業であれば大企業であっても、今後の持続的な成長が見込まれる企業はたくさんあります。MicrosoftやAmazonなどですら、持続的な成長機会はいくらでも考え付くことができます。

 

ということで、基本に戻ることにしました。日本株で培った私のやり方の中で時価総額基準のみ取り外して銘柄を選ぼうと思います。今のところは、MSFT、ADP、DIS、Vになります。MSFTは、言うまでもないでしょう。

ADPは以前にも記事にしましたが人事給与ソフトウェア会社です。最近、会社で給与担当を新しく採用したのですが、条件にADPの使用経験ありで探しました。ADPというのは人事給与ソフトとしてスタンダート化していて転職市場でも一つのスキル扱いになっています。さらに、売上も従業員数に応じた月額課金制で、毎年少しずつ値上げがされています。この値上げにあたっては特に同意を求められないので、最初の契約で決まっているのでしょう。ユーザーとしては微妙ですが、株主としてはとてもいい収益構造です。自動化が進んで人の雇用が減ってくると逆風ですが、しばらくはそこまで顕著なこともおきないと思います。一方で、アメリカ経済の伸張とともに確実に伸びる業績です。

DISは、完全にDIS+などの動画配信サービス期待です。もともと良質なコンテンツを持っている上に、自社による配信プラットフォームを構えたら最強だと思うのは間違いでしょうか。特に、今はコロナでテーマパークや映画部門の業績懸念から下げていますが、その強力なコンテンツ力からコロナ収束後には元に戻ると思っています。

そうすると、期待値理論からこれ以上の悪材料に乏しく、今後は好材料しかなくて上げるだけなのではと思っています。

Vは、ADPと似たような評価です。すでに社会インフラとなっている上に、このインフラは経済の伸びと一緒に規模がでかくなるマーケットです。Fintechへの投資も抜かりなく新しい決済手段が出てくるとしても対応していくと思っています。

 

これらのように大企業であっても、今後の成長戦略に納得できる企業を探していきます。

ちなみに、DEOは売りました。確かにアルコールは中毒性があり、不況下でも売上が落ちないと思うのですが、成長という意味では世界のアルコール需要が今後さらに継続的に伸びていくとは思えません。とすると、これ以上は大きくならないマーケットの中で競合からシェアを奪っていく必要があります。実際に、M&Aで世界中の地元アルコールメーカーを買っています。これはこれで一つの戦略だとは思いますが、やはりメインの成長戦略は、その企業の既存のビジネスが伸びていく方が安心して保有できます。

【続き】米国居住者がネスレ株を買った場合の配当源泉徴収

以前、米国居住者がネスレ株を買った場合の配当源泉徴収という記事を書きました。

スイスでの源泉徴収課税35%の取り扱いが不明で、米国での配当受領時に35%か米国-スイス間の租税条約に基づき15%が源泉徴収されるという記事を書きました。

 

その後、1株だけネスレを買って配当受領時に実際にどのような処理が行われるのか見てみることにしました。

 

ネスレは年1回配当で4月27日に権利落ち日で6月5日に配当が支払われました。結果は、1株2.77ドルの配当に対してForeign Tax Paidとして0.42ドルが控除されていました。0.42/2.77で丁度15%になります。

 

ということで、米国-スイス間の租税条約が適用され15%の源泉徴収がされることがわかりました。まあ、どうせこの15%はTax Creditとして扱われて、Tax Returnで15%以上の課税がされるので税金上有利不利はありません。ですので、ヘルスケア会社への投資という意味ではネスレは検討に値するのですが、最近米国株投資への考え方が変わってきたため、ネスレへの投資は行いません。

3回目でChase Freedomが承認

以前アメリカでのクレジットカード選びFinalという記事で、アメリカでのクレジットカードポートフォリを考察しましたが、それに沿ってChase Freedomを作成するべく頑張りました。

2月に試しにと United Exploreを申し込んで承認されたあと、しっかり90日の間を空けてChase Freedomにリベンジしてみました。このカードは、Chaseの中でも最も作りやすいカードのはずなのですが過去2回チャレンジして、いずれもCredit Scoreの低さを理由にカード作成が叶わなかったカードです。

 

今回は申請から書類のやりとりがあり、1ヶ月かかりましたが無事承認されました。しかも、妻名義と私名義の両方で申し込み両方ともです。

このカードは、前にも書きましたが3ヶ月ごとに特定カテゴリーがポイント5倍になります。ただし、3ヶ月で1,500ドルという金額制限があるため、名義の異なる2枚のカードを持っているとその制限が3,000ドルとなります。

 

6月末までグローサリーストアで5倍になるため残り1ヶ月を有効活用する必要があります。過去の実績からみると、凡そ1ヶ月でグローサリーで使うのは500ドルくらいでしょう。余った、2,500ドルはターゲットやアマゾンなど今後も確実に使うお店のギフトカードをグローサリーストアで購入したいと考えています。こうすることで、グローサリーとして5倍ポイントがもらうことができます。

 

クレジットカードの次のターゲットは、Chase Freedom Unlimitedです。このカードはどこでも1.5倍になるカードで、Freedomが適用されない場所での利用となります。

最低でも1ヶ月はあける必要があるみたいですので、次は7月中旬に申し込んでみたいと思います。その際は、Chase FreedomのアカウントからReferralがありますので、私は妻を妻は私を紹介することで、$100ドルをもらえるようです。

Freedom Unlimitedも年会費は無料であるため、妻もカードを作成するつもりです。Referralのボーナスの他に、Sign upボーナスもあるので。

 

その次は、秋くらいに私がChase Sapphireを申し込む予定です。このカードはChaseポイントを現金で使う際に1.25倍になるメリットの他、トラベルとレストランでの2倍ポイントがありますが、このご時世これらのメリットを使う機会が少なくなっていますので、急がなくてもいいのかなと思っています。

 

最後に、旅行に行くようになったらWorld of Hyattもありかなと思っています。朝食ベネフィットがないのは残念ですが、年会費95ドルで1泊無料がついてくるので旅行にさえ行けば元が取れるでしょう。ChaseポイントをHyattポイントに交換して使うのもお得みたいです。

 

これらのカード全部で5枚(United Explore、Chase Freedom、Chase Freedom Unlimited、Chase Sapphire、World of Hyatt)となり、Chaseの2年で5マイルールの上限となります。その後は、サインアップボーナス狙いでお得なキャンペーンが出たカードを狙っていく感じでしょうか。